2016年5月31日火曜日

私の好きな手書きバス停

フォントが充実し、簡単に印刷もできるようになり、今世の中から急速に「手書き」の看板類が減っているように思います。
鉄道の駅名標など、もう手書きが残っているところほとんどありません。そのあたりの残党探しや分類なども興味深いところですが、「まだある」ものを出来るだけ採取しておきたいですよね。
バス停もローカル線が廃止になったり自治体に移管されたり戻ったりを繰り返して、手書きや手作り感あふれるものが減少していると思います。

ここで、私が今までに撮影した手書きのバス停を独断と偏見で10件選んでみました。
ただし、あくまで私が撮影した時点ですので、現在はもうなくなっている可能性もあります(というか、むしろその確率は高いかもしれません)。

それでも、こういうのが好き! という気持ちを込めて。
ベストでもワーストでも無いので、順不同ですよ。


黒羽町営バス「旧北野上小前」

 だいてつバス「うさぎ辻」

南部バス「キリスト公園前」
その下の周囲のバス停名が書かれた札が秀逸で。

国頭村営バス「謝敷」
「じゃーじき」です。バス停のコンクリート待合室の奥に貼られています。

神奈中バス「二ツ橋」
都会というかお洒落な横浜市内にまだこういうのあるのか! って驚いたのです。

丸森町民バス「沼の上」

 南房総市営バス富浦線「大津」

鬼石町スクールバス「根際入口」
ここは現在藤岡市なのでスクールバスは既に運行されていないかも……。

西鉄バス「門司港駅前」
これは工事などに伴う一時的なバス停かもしれません。

さて、最後は私が愛してやまない「十鉄バス」の縦書き手書き達筆バス停です。
一つだけじゃ物足りないので、いくつかまとめてどうぞ。



まだ他にもいくつかあったと思うので、新しい物に取り替えられないうちに行かないと!

2016年5月17日火曜日

「全国消防カード」ってなんだ!?



うっかり知ってしまいました「全国消防カード」。

一般財団法人全国消防協会が、2015年に創立50周年記念として作成したカードで、全国の消防本部それぞれに1種類ずつあります。ダムカードのような記念品ですが、管内や本部の紹介もきちっとしています。
え、そもそも消防本部ってどんだけあるの? と調べましたらば、およそ750箇所。そのすべてにあるということがにわかに信じられなかったのですが、少しずつ調べたり実際もらったりしていくうちにわかってきました。実際、750種類あるようです。

消防本部になど普段縁がなく、あ、あそこにそういえば消防車いつも停まってるなーと調べてみたら「消防局」であって「消防本部」ではない、などということも。もしかしたら「消防局」にもあるかもしれませんが、基本的には消防本部の総務課にて配布しているところが多いようです。

最初に行ったのは、休日の秩父消防本部。たまたま近くに行く用事があったついでに勇気凛々前途洋々と乗り込みました。休日ですので扉が閉じていますが、インターフォンを押します。出てくれた方はイマイチ消防カードがわかっていないようで、職員行きますからそこでどうぞ、と言われました。少し待つと、屈強な男性が三名もやってきます。あ、あの、消防カードを……とどきどきしながら言うと、ああ! あれね、という感じで中に招き入れてくださり、カードもいただけました。もうたくさん集められたのですか? とたずねられましたので、ここが最初なんです、と正直に答えます。もう100枚ですよ! ははーん! とか適当に盛っても疑われたりはしないと思いますが、どうも私そういうのできません……。



その後は、平日に時間を見てはコツコツと近場の消防本部をたずね、仕事先の休み時間に行くなどを重ねています。750分の何枚って考えると気が遠くなりそうですけれど、せめて関東周辺ぐらいはなあ、と思ってやっております。

収集の参考になりそうな点をいくつか。
・消防署ではなくて、消防本部での配布です。
・消防本部一覧は、http://www.fcaj.gr.jp/link/ こちらに。
・基本的に本部の「総務課」です。なので受付の人だけではわからない可能性があります。
・消防署は24時間だけれど、総務課はウィークデイの917ぐらいです。
・とはいえ受付の人もしくは署内にカードのことがわかる人がいれば、休日でももらえると思います。
・基本は一人一枚ですが、ダムカードほどに厳守ではないかもしれません。

今のところ嫌な思いをしたことは一度もありませんし、話もスムーズです。たいてい本部には「受付」があります。そこならばどんなお客にも丁寧に対応してくれますよ。


にわかに私の友人周辺で流行の兆しがあり、一部の消防本部では、なんか急に問い合わせが増えた? みたいに思われてるかもしれません。そもそもがPR不足だったんじゃないかな……と、半年も知らなかった私が言っちゃいますが。
カードそのものはとてもよく出来ていますし、どんな図柄なのか意外性もあって楽しみです。

一部にもう配布終了のところがあるようです。こういったものをあまりにもすぐに終了させてしまい、揃えられなくしてしまうことは残念です。50周年記念なんだからあんまりいつまでも……ということでも、せめて一年間は……。
増刷してくださってもよくってよ!?