2016年8月30日火曜日

メダルで乗る観覧車&豆汽車

遊園地の「のりもの券」が好きなんです。感熱紙の消えちゃいそうなのではなく、ちゃんと印刷されたやつ。今日使い切れなくても次回また使ってねと大事にしてもらえそうな券。
コレクションは始まったばかりでまだ全然集められていませんが、調べているうちに、「券」と言いながらもちょっとすてきなものを見つけましたよ。

京都市動物園は京都の右側左京区にある老舗動物園。近くには南禅寺だとか平安神宮もあるので、目の前を通ったことがある観光客の方は多いはず。
この動物園の中に、小さな小さな遊園地があるんです。
観覧車と豆汽車と回転ボート。たったそれだけなんですが、子供たちの歓声がよく響いています。
ここの乗り物は一回200円。現金ではなく、のりもの券を買うのです。
どれどれどんなチケットかな? と200円を入れてみますと……。

じゃーん!
なんと、メダルが出てきました!
おそらく、ゲームセンターなどにある乗り物を除いて、遊園地ののりもの券としては、国内唯一なんじゃないかしら。ネットでは金色(銅色?)と銀色があるということでしたが、ちょっと見ていた限り銀色ばかり。金は錆びた古い券の可能性があります。
500円玉よりもゲームセンターのメダルよりも大きくて存在感があります。

これで観覧車や豆汽車に乗れるのです。

観覧車は、

こんな大きさですが、なんと私より遥かに年上。がっちり無骨な作りが素敵です。

豆汽車さんは、

こんなきらびやかなSL。一周があっという間だからか何周かするみたい。

実はこのメダルのことは何年か前にネットで調べて、いつか行きたいと思っていました。そんな最中、京都市動物園が昨年(2015年)に割と大規模な施設整備を行いまして、2016年の4月から「グランドオープン事業」なるものをスタートさせ、次々とイベントなどを開催されています。
もしかして、これによって、ちっぽけな遊園地は無くなってしまったのではないか。無くなっていないにしても、メダルは紙のしょぼいチケットとかに変わってしまったのではないか、とハラハラやきもきしていたのです。
でも、行ってみたら……杞憂でした。動物園そのものはとても綺麗で快適に整備され、中の遊園地も小さいながらもレトロさを保ち、メダルも健在だったのです。
古い観覧車にはこんな独特の「のりもの券」が似合います。願わくば長らく。

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