2015年1月27日火曜日

虹の郷ぶらりさんぽ

行ってみたいなあと思ったところにはなるべく行くべきだ、とつねづね思っています。
きっかけはそれぞれですよね。雑誌でネットで見たとか、○○があるからとか。
静岡修善寺虹の郷はライブスチームが走っていることで有名です。私、車両にはとんと疎いものだから何か本格的なSLが保存されてるってこと? ぐらいに理解していました。
そこに行こう! と思ったのは、どうやらスタンプあるよ、という情報が決めてでした。

結果としてスタンプはもちろん、もうたっぷりと楽しんできました。シーズンオフなのに。

その日は三島に宿泊していて、早めに出て開園時間ちょっと過ぎに到着。駐車場に車はまばらです。空いてるなー。
寒いですし、植物を愛でるにはかなりのシーズンオフです。

入園してすぐに目につくのが園内鉄道の駅。園の反対側カナダ村のネルソン駅までの約1kmを結んでいます。まもなく出発するようです。

朝一番の便なので運用の関係からか、SLではなくDLです。でもこのDLもなかなか可愛い機関車です。
早速乗っちゃいましょう。切符を買います。

本格的じゃーん。最近見ることが減ってきたハサミも入ります。

トロッコのようにオープンの車両がずらり並び、後部には車いすでもオッケーな窓付き車両もあります。
大人が二人並んで座れるぐらいの幅はあります。線路のゲージは15インチだから38センチほど。その上にこの幅が乗ってると考えると結構不安定なイメージです。事実ドアを閉めると揺れます。
出発。のんびりのんびりと走ります。速度は5km/hぐらい? 徒歩とあんまり変わりません。でも楽しい。
踏切もあります。鉄橋もあります。
やがて列車はネルソン駅に滑り込みます。途中複線のようになっていますが、厳密にはループした線路です。なので、機関車の入れ替えをしなくても大丈夫なんですね。
さて、この先はノープランです。のんびり散策しましょうか。
カナダ村にあった、万華鏡博物館を発見。入ってみましょう。
ふおーと思わず声が出るようなおもしろい万華鏡がたくさんあります。全部覗きこんでたらいつまででもここにいられそうです。
お、スタンプ台を見つけました(この画像は別の場所ですが、こんなスタンプ台が園内各所にあります)。
最終的にこのようなシヤチハタ印は
・CANADIAN VILLAGE
・ROMNEY BUS
・TAKUMI VILLAGE
・JAPANESE GARDEN
・BRITISH VILLAGE
・ROMNEY RAILWAY
の、計6種類を見つけました。
まだあったかもしれません。お花無いしなーと行かなかったエリアがアヤシイ……。

園内の交通機関はロムニー鉄道だけではなく、バスもあります。
これと赤いロンドンバス風の車両の二両。私が乗せてもらったのは匠の村行きの赤いバスです。
こちらにも切符があります。

実はこのバス、乗客が私だけで、運転手さんに園内の詳しいガイドをしていただいちゃいました。独り占めですよ! 贅沢なお話です。
詳しい植物の咲く時期や富士山ポイントや。シーズンオフならではの楽しみかもしれませんね。

カナダから一気に日本にやってきました。ここはダムに沈んだ村の建物を移築して作られたエリアです。
ひとつひとつの建物を見て回りますよ。

次に伊豆の村に向かおうとしたら、園内を巡回していたのか職員さんとご一緒することになりまして。二人で歩きながらまたお話を直接伺います。なんか取材っぽいな!

続いて、夏目漱石記念館を覗き込みます。あ、スタンプ発見。
ここは、漱石さんが病気療養のために泊まった宿を移築したものだそうで。ここでもこちらの職員さんのお話を独り占めです。

さて。
いよいよ個人的メインイベント。イギリス村まで帰ってきまして、ロムニー鉄道の資料館を見に行きます。
実際動いているSLや今はお休みしているSLの車両基地ですね。
日本のSLを模した貴重な模型やら。

 リアルトーマス? と思うような可愛い車両も丁寧にメンテナンスされています。

資料館内には、イギリスの硬券もずらりありましたよ。
エドモンソン券発祥の地ですものね。

そもそもロムニー鉄道の15インチというゲージ。実際イギリスではこのゲージでの営業運転もなされているのだそうです。本格的なのは当たり前。模型ではなく、リアル鉄道なわけです。

ロムニー駅に行ってみましたら、ちょうどSLが出発するタイミングでした。

外見だけがSLで中身は実はモーター、というような遊園地の鉄道もおもしろいですが、ここは本物です。ボーっと汽笛を鳴らすと、お湯の飛沫が舞います。
そもそも「ライブスチーム」というのは、実際に動いているSL、を指す言葉です。そりゃ正真正銘本物ですわ。
小さいサイズですが長い客車を引っ張って走る姿は美しくて力強くて頼もしいです。

あーー楽しい! 動画もいっぱい撮っちゃいました。

私が帰る頃にはお客さんも増えてきて、子供たちの歓声もあちこちで聞こえていましたよ。

今度は花のシーズンに行ってみよう。

2015年1月15日木曜日

佐野のわたし駅

2014年12月22日。群馬県を走る上信電鉄に新駅が開業いたしました。
その名も「佐野のわたし」駅。かつて付近を流れる烏川に渡し船があったことから名付けられたようです。「わたし」はもちろん一人称の「私」にもかかっているんでしょうね。
駅名や駅のデザインなど地元の小中学生が協力したことでも知られています。

そんな佐野のわたし駅に行って来ました。

佐野のわたし駅外観

駅前に駐車場はありませんが、ロータリーはあって乗降ができるようになっています。
駅入り口のゲートには、渡し船と船頭さんがいて大変可愛いです。

佐野のわたし駅入口ゲート

そしてこれが駅名標。

佐野のわたし駅駅名標


マスコットキャラ的な電気機関車デキが描かれています。

無人駅ですので切符は駅では発売していません。けれど、高崎駅で各種切符を買うことができます。

佐野のわたし駅開業記念切符セット

まずは開業記念切符セット。入場券と乗車券がセットされています。この切符の、とあるひみつについては最後に。

佐野のわたし駅硬券入場券

これとは別に高崎駅には単品の入場券もあります。
駅名の様式が違うとか……そりゃマニアは両方買いますって……。

高崎から佐野のわたしゆき硬券乗車券

高崎駅から佐野のわたし駅行きの乗車券です。

佐野のわたしから高崎ゆき硬券精算券


さらに、佐野のわたし駅からの精算券もあります。

さて。

私より先に買ったお友達が気づいて教えてくれたのですが、この開業記念切符の入場券の裏面が、おもしろいことになっていました。
作ってるときにゲシュタルト崩壊しちゃったんでしょうか。

ほら。
佐野のたわし

佐野のたわし(笑)

ずっと見てるとどれが正しいのかよくわからなくなってきます。
もしかするとその後修正されているかもしれませんね。

2015年1月6日火曜日

羊神社にお参りしてきました

新年あけましておめでとうございます。
本年も私やわらのぞみと、おさんぽスクラップをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年一発目は、新年らしい話題からスタートいたしましょう。

さかのぼること元旦の日。実家から歩いてすぐの親戚の家に行きましたところ、新聞に「羊神社」に関する話題が載っていたよ、と教えていただきました。
なんでも日本に二箇所。名古屋市と安中市にあるのだそうで。
ん? 安中? めっちゃ近いじゃないですか。

私、生まれと育ちは山梨甲府ですが、実家は群馬なのです。高崎市ですが安中市にも割と近い。ならば、さっそく行ってみましょう。
ネットで調べた住所をもとにナビに入れますが、代表地点までしか案内してくれないようです。でも、そこは長年のカンで……。

おそらくここだろう、とあたりをつけて道をそれます。すると羊神社の幟が見えてきました。
推してますね? 公民館の駐車場が開放されており、そこに車を置き、少し歩きましたら、見えてきました。小さな小さなお社さんです。
でも、なにやら立派な絵馬と、……狛羊?
ちゃんと片方は「あ」で、片方が「うん」ですね。可愛いです。
ご由緒の紙とともに、授与品についての案内があります。でも、まずはお参りいたしましょう。
今年一年がよい年でありますように。

さて、ではあらためて授与品について。ほうほう。こちらは無人ですが、近くにある鷺宮咲前神社さんでいただけるようで、御札やお守り、土鈴などもあるようです。私はぜひ御朱印をいただきたいのですが……。残念ながらこのお正月、自宅に御朱印帳を忘れてきてしまいました。大きな神社に行けば買えるでしょうが、この時期どこも混んでいます。

そんなわけで元日はここまでで帰宅したのですが、どうしても気になります。松の内だけの期間限定御朱印だったとしたらあとで絶対悔やみそう……。というわけで、実家から千葉に戻る日、こそっともう一度行ってみました。今度は鷺宮咲前神社さんにも。
うかがってみたところラスト一つの見本品ではありましたが無事に御朱印帳も入手できまして、咲前神社さんと羊神社さんの御朱印をいただけました。
どうやら咲前神社さんでは他にも近隣の無人の神社の御朱印をいただけるようです。今回は他はお参りしていませんのでいただきませんでしたが、また調べて訪れて御朱印もいただこうかなと思います。

そんなわけで、思いもよらずよいものをいただけたお正月でした。こいつぁ春から縁起がいいや(見栄を切りつつ)。