2013年11月30日土曜日

小型印行脚2013年後半

ちょっとご無沙汰してしまいました。
コピー誌「本のぽすくら」とか作ったりしていたのに、本家のブログをほったらかしにするとか、本末転倒ですね。ちなみにコピー誌は全部手作りなので、量産できません。行商みたいに私とお会いする機会がございましたら、その時にお渡しできるといいな的なのんきなシステムで。
いずれはイベントなどにも参加できたらよいなあ。

さて、小型印です。郵便印の世界はとても奥が深くてなおかつ間口も広い。風景印が注目を浴びるに連れて、似た感じの小型印も脚光浴びつつあるのかなーという気もしますが、どうだろう?

今年一年を振り返ってもよかったのですが、更新してなかった10月以降ぐらいで軽くまとめてみましょう。あくまで私が訪れて収集した分だけです。

 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

◆湊線100TH ANNIVERSAY
ひたちなか海浜鉄道が100周年を迎えまして、記念イベントとともに設置される……予定だった小型印ですが、台風の影響でイベントは中止となりました。実際にはほぼ天候も回復していて、開催しても問題なかったかなとは思いますが、遠方から来られる方もいらっしゃるわけで、安全第一ですね。
小型印には鉄道車両と、駅長猫のおさむさんが描かれていて、可愛い出来。
駅の写真とかばしばし撮ってたら、ちょうど私の足元をするりと歩いて行きましたよ、おさむ駅長。

◆方寸展2013
豊島局が局名として入ってる場合は、たいていは「切手の博物館」における押印サービスです。
方寸展とは、杉並区を中心とした切手サークルさんの展示会……という感じでしょうか。規模は大きくありませんが、こじんまりと定期的に開催されている感じで、よいですね。

◆ 「サンタさんへの手紙」東京地方展
超変形印ですね。サンタさん型。郵便局内での手紙展示を記念したものでしょうか。立川郵便局で押してもらいましたが、その後渋谷局に場所を移してクリスマスまで開催されるようです。
同じ印影で局名だけ違う場合、別々に集めるかどうか迷います。ちょうど姫路市でスタートした「官兵衛ゆかりの地 姫路」なんてまさにそうですが、おんなじデザインで17局に設置。えー、それ集めるのはちょっとなあとか思ってしまって……。

◆第34回八王子いちょう祭り
いちょう祭りの小型印は過去にも何度か設置されています。やらなかった年もありますし、もっとたくさんの局に設置してラリーみたいなことをやった年もあったようです。
私は、今年初めて参加して、焼き印ラリーに熱くなりました。結局全部歩いて回ったよ。
その中間地点ぐらいに八王子並木町郵便局があって、局内で記念押印やっていました。風景印もいただけるようでしたので、抜かりなく。

◆JAPEX2013
春のスタンプショウと並んで、大きな切手のお祭り、JAPEX。三日間開催されて、日替わり印が出ることもありますが、今年は全日三種類。イベントだの仕事だのが重なって、最終日にようやく行けました。
風景印は、富士山が描かれた都内のものが11箇所集結。外国郵政の消印も全部で5種類もあって、郵便印好きにはたまらないイベントでございます。
リーフにまとめて展示するという形式は、私、切手だけじゃなくて他の趣味でも応用できるんじゃないかとかねがね思っているのですが、なかなかまとめられません。記念スタンプなども同じようにまとめたら楽しいのに。

◆切手の博物館「切手はアートだ!」展
切手の博物館、こないだ来たばっかりだよ! って思いましたが、これから始まるクリスマスシリーズに比べたらなんのその。日替わりで12種類ですよ!
私の家から目白って、山手線の「向こう側」なので、遠いなーという印象があります。浅草とか秋葉原は「こっち側」なので、そんなに遠くない感じ。距離にしたらどうってことないんですけれどね。

さて、今年の小型印で言えば、大きな企画は東京都の「スポーツ祭東京2013」という国体ラリーでしょうか。期間もまちまち場所もまちまちでコンプリートとかむりです。結局ひとつも押印せずに終わっちゃいました。

戦前の小型記念スタンプ集
戦後初期の小型記念スタンプ集―1947‐1952


という二冊の本が出版されたことも私にとっては大きな話題でした。
今まで無かったことが不思議なカタログです。今から戦前だの古いものだの集めるのはちょっと現実的じゃありませんので、こういう本を読んで心満たすのです。
現代に至るまでの全カタログが揃う日を夢見ておりますので、継続しての発売を期待したいところでございます!

2013年9月9日月曜日

なめこスタンプまとめ

なめこ育ててますか、なめこ。んふんふ。
以前もなめこスタンプの話題、書きましたけれど、その後も順調になめこは増殖を続けています。え、このままでは情報が散逸しちゃってわからなくなるよ! という危機感(おおげさ)から、私がわかる範囲でまとめてみました。
今からさかのぼって押すことができるチャンスがあるのかどうかはわかりませんが、コレクションの一助になれば……。

 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

ここでは、買うことができるスタンプ、ではなくて、なめこ市場などのイベント会場に設置された「記念スタンプ」を扱うこととします。

□東京なめこ市場 週替り共通印 2012/9/4~10/2
□東京なめこ市場 周囲レール駅長なめこ 2012/9/11~9/17 
□東京なめこ市場 長月うさぎなめこ 2012/9/18~9/24
□東京なめこ市場 なめこ先輩となめ子 2012/9/25~10/2

□札幌なめこ市場 2012/10/26~11/11
□横浜なめこ市場 2012/11/15~11/25
□名古屋なめこ市場 2012/11/28~12/3
□仙台なめこ市場 2012/12/7~12/16
□広島なめこ市場 2012/12/20~12/26
□大阪なめこ市場 2013/1/2~1/7
□福岡なめこ市場 2013/1/9~1/21
□東京なめこ市場 ありがとうゴール 2013/1/25~2/11

□NEOなめこ市場 2013/5/1の京都から

□NEOなめこ市場東京 週替り共通印 2013/8/7~8/23・8/26~9/9
□NEOなめこ市場東京 砂浜 2013/8/15~8/23
□NEOなめこ市場東京 虫取り 2013/8/26~9/2
□NEOなめこ市場東京 花火 2013/9/3~9/9

□台湾集集線 集集駅
□台湾集集線 濁水駅
□台湾集集線 車埕駅 

……これはさすがに無理でしたわっ。

札幌とか福岡とか期間は短いは遠いわで結局集めきれずに終わってしまいました。って、そもそも全部集めようとする人がいるなんて想定はされていないように思いますけれど。
それぞれのスタンプはとてもよくできたデザインで、集めて可愛いものになっています。
東京駅には何度も通ったことになりますが、必ず先客がいらしたり、あとから人が集まってきたりして、人が途切れる間がありません。大人気。

無料ですからね、とまとめちゃうのは簡単ですが、よいしょと自分で紙に押すという作業によって、「集めた」という感じがするのがスタンプのよいところ。
スタンプの人気はまだまだ全然衰えてないなーと実感しましたよ。

さて、今後もイベントごとに設置されるのかな。嬉しい悲鳴をあげることになるのか否か。

2013年8月9日金曜日

あるコレクションの終焉

新しいことを次々にやりたい私は、どんどん集めるもの、訪問したい場所などが増えるばかりです。全部集めた! よし次! となればいいのでしょうけれど、たいていはなかなかそう簡単には終わらせてくれないものです。
でも、時代の要請により終わらざるをえないものもあるのです。

 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

私、結構出張が多い仕事をしています。多い年には、年間90日ほどホテル住まいです。
今年はそこまでではありませんが、既に25日ほどはホテルで過ごしています。
となれば、それなりにホテルに詳しくなります。あのチェーン店はお風呂が広い、だとか、あそこは朝食がおいしいとか。
中でもお気に入りのチェーン店がありました。ホテルアルファーワン。全国に40数店あって、お安い、というのと、「ビジネスパスポート」があった点が私にとってのポイントでした。

このビジネスパスポートは、チェックアウト時にいただく領収書にサービスマークがついており、これを切り取って貼り付けていくと5店ごとに割引サービスが得られて、20店で一泊無料になるというものです。なあんだ、そういうサービスなら他にもあるじゃん、と思われるかと思いますが、私を奮い立たせたのが、そのサービスマークです。
ちゃんと「郡山東口」とか「能登和倉」とか店名が入るのです。

となるとね。全部集めたくなるではありませんか。あれ? ならない? 私はなるのっ!
というわけで、店名が重複してもそれはわざと貼らずに(本来重複していようが得られるサービスにはまったく関係がありません)、違う店名のものだけをちまちま貼り付けて17店。もう少しで一冊終わるかなーというときに、あるニュースが聞こえて来ました。
ポイントカード導入につき、ビジネスパスポートは廃止するよ、と(正確には、2012年5月の話です)。

……時代の流れですね。そもそもネットで予約して、ネットでカード決済までしてしまうことが私も増えていて、ホテルで領収書をいただくことも減っていたのです。
や、もちろん移行期間はあり、少なくとも私は、15枚集めた分のサービスは得られるのでしょうけれど……、それが目的じゃないんだもん。全店集めたかったなーというそれだけの話なのです。

だからといって、急にこのチェーン店を使わなくなるかと言えばそんなことは無くて、その後も何度か利用していますし、これからも利用することあると思います。
ただ、楽しみはひとつ減っちゃったかなーと、マニアを自覚している私は思うのでした。

閑話休題、他のホテルさんももう少しマニアを意識してくださってもよろしいのじゃないかしらっ!
せっかく全国チェーンで展開しているホテルなんですから、共通図柄のスタンプですとか、他の都市でも使いたい!(集めたい!)と思えるような仕掛け、したらいいのに、とかねがね思っています。
ドーミーインのドーミーインコ携帯クリーナーはちょっとよかったけど、スタンプは全店にないでしょ。東横インとかルートインとかコンフォートとか、何か無いの? 領収書の用紙もまちまちだしなあ。

2013年7月25日木曜日

印紙と証紙

ここでお話しようとしていることは、興味の無い方には、何を言ってるのかさっぱりわからん! という結論になりそうな内容ですが、きっと証紙そのものをご覧になれば、なにこれ私も集めてみたい! と思う人は少なく無いと思うんだ。
ただ、証紙はガチンコの有価証券ですので、鮮明な画像を出すわけにもいきません。ギリギリまで解像度を落としております。ご了承くださいませ。

 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

子供の頃、切手を集め始めたばかりのころ、切手カタログに載っていないものをもらいました。
日本郵便ではなく、日本政府と書かれており、上には「収入印紙」という文字が書いてあります。
どうやら切手と違うものだ、ということはわかったのですが、結局それが何のためにどう使われるものなのかは、随分大人になるまでわからずじまいでした。
ただ、それは切手と同じように綺麗で、切手と同じように集めたくなるものだったのです。

しかし、随分長いこと、そうした「その他の切手みたいなもの」についての情報をまとめた本などが無く、調べようにも調べ方がわからない、というまさに暗中模索。きっと法律とかちゃんと調べればわかったのでしょうけれど、そこまでの情熱も無く。なんとなく切手ストックブックの端っこに何枚かの収入印紙が入ったまま、という状態でした。

時は過ぎ、なんでも調べれば取っ掛かりぐらいはつかめるインターネット時代。私は収入印紙ではなく、別のものに心奪われていました。
「収入証紙」。「収入印紙」ととてもよく似た名前ですし、見た目も切手みたいでよく似ています。けれど、発行元が日本政府ではなく、各都道府県などであり、それぞれにデザインが違うのです。
この、デザインが違う、というところが私のハートにダイナマイトヒットでした。都道府県庁めぐりをしながら集めたらスタンプとともに楽しいコレクションができるかも!
他県の人間がたやすく買えるものなのかどうかも最初はわからずおっかなびっくりでしたが、県庁などの売店に行けばすんなり買えることもわかり、また、半分くらいは共通デザインになってしまっているということもわかりました。
1円から数万円まで額面も様々で、全部買うなんて無理です。なのでキリもよくどこにでもあるであろう100円のものを買うことに決めました。


集め始めてすぐに、どうやら東京都は収入証紙を廃止する方向で検討しているらしい、という情報は得ていたのですが、まだ先のことだろうなんて高をくくっているうちに、廃止になってしまいました。痛恨のミス。正直に言えば、廃止予定として提示されていた年度を一年読み間違えたのです。恥ずかしい。
なので、現在に至るまで、東京都の収入証紙は未収のままです。

それ以外ではあと三県ほどで終わります。鳥取県はお友達に買ってきてもらったのですが、100円券が無かったよ、とのことですので、リベンジが必要です。

さて。
冒頭に情報をまとめた本が無い、と書きましたが、現在はそうではありません。すぐに入手できるものとして、二冊の本が存在しています。

古屋厚一編「日本印紙カタログ」株式会社鳴美

と、
下邑政弥編「日本印紙類図鑑」有限会社フクオ

です。前者はカラーで、現在次の版も出ているようです。後者はモノクロですが厚さは倍ほどもあり、たばこの封緘紙まで載っています。都道府県発行の「収入証紙」については、こちらに掲載されています。
私にとって、この二冊は宝物というか、大事な本です。飽かず眺めていられます。

収入印紙についても、私がもらった赤いものにとどまらず、金額の違いだけでも数十種類もありますし、そもそも明治時代の手掘りから始まっていますので、切手の発行からわずか8ヶ月後にはもう誕生しているのです。用途に応じた種類もたくさんありますし、もう見るもの見るもの私の知らないものばかり。そしてその意匠の美しいこと。

収入証紙(そうそう、なぜか福岡県だけ「領収証紙」と言います)の話に戻りますが、共通デザインのものは46道府県中22道府県。半分近くです。これらの共通デザインを採用している道府県でも以前は独自デザインだったところもちらほらと。全部違っていたらもっとおもしろいコレクションが出来たかなと思いますが、コレクションをしている、という人が極めて少数派だと思いますので、わがままな話ですね。

ところで。「日本印紙類図鑑」によれば、都道府県発行の収入証紙にとどまらず、市町村発行の収入証紙にもオリジナルデザインを採用しているところがあるようです。どういうケースで使い分けているのかはそれぞれの市町村で違うとは思いますが、ごみ収集用などに使っているケースもあるとか。
中でも、千葉市、船橋市、横浜市のそれは非常に美しいデザインで、集めがいがあるものになっています。

この三都市については、図鑑に載っていたので買うことができましたが、図鑑でも「記載外の存在も考えられるが現在までの判明分に止める」という文言が。
他にも札幌市、成田市、徳山市などの図柄が掲載されているものの、現在のwebサイトなどで調べた限りではすでに証紙を廃止してしまっているように見えます(行って確認はしていません)。
姫路市などはつい最近証紙を廃止したようで、お知らせがwebサイトに掲載されています。どんなデザインだったのかはわかりませんが、こういう自治体は結構あるようです。

現在もある市町村発行の収入証紙について丹念に調査したらきっとおもしろいコレクション、いや、文化的資料ができあがると思うのですが、そうたやすい仕事ではなさそうです。

2013年7月12日金曜日

富士山五合目の収集活動

あちらこちらに何度も書いていることですが、私は山梨県の甲府市出身。高校卒業の18歳までずっと甲府です。なので、教室の窓から富士山が見えるのは当たり前だったのです。
……ということと、富士登山をしたことがあるか、ということとはあんまりリンクしません。もちろん機会としては遠方の人よりは行きやすくはあったと思いますが……。要するに私は山頂まで行ったことがありません。
行きたいとは思っているのです。けれど、そうやって先延ばしにしているあいだに身体は弱り、世界遺産になんてなってしまって人が多くなってしまい……。
あ、いけない、こんなネガティブな話をしたいんじゃなかったんだ。
その、世界遺産登録で湧く富士山の、五合目までは車でびゅーんと行くことができるわけで、そこで収集できるあれこれを山開き直前6月30日にしてきましたので、そのお話です。

 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

前日、秩父でホタルを見た後、お友達と相談して行こうよ!ということが決定。雁坂峠を越えて、道の駅やらダムやらに寄りつつ、富士山に近づいていきます。
FUJIYAMA COOKIEでクッキー買ってコロカもらって、たけ川で吉田うどんを食べるよ!





そして、富士スバルラインに突入します。どんな絵入りチケットかと思いきや、超つまんないレシート。そりゃ大事な記念だから保管はしますが、スキャンして掲載とかしてやらん。結構大事だと思うんだ、こういうの。

当日は雨こそ降っていませんでしたが、薄曇りで、そのお腹に抱かれているとはいえ、富士山全然見えません。空いてて快適だなーっと思ったものの、終点近くで一旦停止。十数台の車の列ができています。駐車場の入庫待ち。まあ、こんなものでよかった。
割とすんなり入れて、車から降りましたら……うむ、やっぱり涼しいです。五合目だし、とそこまでしっかりした装備じゃありませんでしたが、上着持ってきてよかった。

さて、駐車場から降りて最初に訪れるのは、総合管理センターです。ここにまずスタンプがありました。
お願いすれば機械で日付も入れてもらえるようです。


そこから階段をあがりますと、おみやげ物やさんが立ち並ぶ繁華街(!?)へ。
まず最初に手前のお店から行きましょう。ここには、富士山五合目簡易郵便局があります。
日曜日ですが営業しておりまして、風景印をお願いしましょう。
そして、表面には、こんな可愛いスタンプを押してもらいました。

さらに窓口に置かれていた大きなスタンプがあったので、裏面に押したいと伝えましたら快くいただけましたよ。

おお!世界文化遺産スタンプ。もう作ったのですね。素晴らしい。

これ以外にもだいぶへたれたスタンプが3つほど。
それにしても書かれている案内文が、日本語より中国語のほうが多いような印象。実際周りで日本語があんまり聞こえて来ません。


さて、他にもおみやげ物やさんを冷やかしつつ、小御嶽神社に向かいます。
お参りするのにちょっと並ぶぐらいには混雑しています。ここでは、御朱印もいただけます。

どーんと「富士山」の文字。かっこ良いです。

実のところ、一番のお目当ては「世界遺産」と入った新デザインの記念メダルです。
ケース入りでも各種売られていましたが、私はアルバムに収納する関係上、販売機での素のメダルのほうが嬉しいのです。
普段から発売されているものも、38mm版と、31mm版があります。通常の記念メダルは31mmですので、それよりも大きなずっしりメダルがここにはあるのです。
以前お友達に買ってきてもらったものとデザインが同じであることを確認して、38mmについては世界遺産と入ったものだけを買います。
31mmメダルは持っていませんでしたので、通常版と世界遺産版を買います。これ以外にも2013と年号の入ったものや、鉄腕アトム、ウルトラマンのメダルなどもありました(箱根で既に買ってるので私は買いませんでした)。



ふう。これでほぼ目的は達成かな。いや、まだあるぞ。メダリーフが変わってないかどうかも見ておきましょう。……うむ。変わりなさそう。
そうそう、忘れちゃいけません、山バッジです。
どちらかというと、山ピンズがたくさん売られていましたが、他の山と合わせるためにバッジを探しました。何種類かありましたが、このへんが一番シンプルでしょうか。

テレビ局の取材も来ていましたが、避けて避けて歩きます。富士山軍手とか、ふせんとか、Tシャツとかなかなか素敵グッズもありましたが、私は今回はガマン。もういっぱい買っちゃったのでな。

というわけで、山開き前日ですが、混雑する五合目でたっぷり楽しんだのでした。

どうやら翌日以降、本当に大フィーバーのようで、例年比で確実に人が増えているようです。

私が富士山の頂上に行ったことがないのは、そうそう気軽に行ける場所じゃないから、です。それなりに準備が必要です。友人に、登山競走に参加しているようなアスリートがいますが、彼だってすごく準備していますし、本当の山の恐ろしさを知っています。そういう話を聞いているので、じっくり道具を揃えたりしてから行こうと思っています。
山小屋のスタンプとか、山頂神社の御朱印とか、来年あたりご紹介できたらよいなー。

2013年5月18日土曜日

ふなたび!

山梨県出身で、実家を出てからも関東から出たことがない私は、鉄道やバス、飛行機には随分と乗って来ましたが、船はあんまり乗っていません。特に離島の生活航路などにはあこがれがあるのですけれど、身近に無いものですから遠くに出かけてそこで、乗る、みたいな。
でも、それだけの価値があるなー楽しいなーと思います。

今年に入っていくつかの船に乗った記録を残しておこうと記事にいたします。有名ドコロばっかりですけれど。

 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

◆城ヶ崎渡船「白秋」
神奈川県の三崎港と城ヶ島のあいだには、立派な橋がかかっていて車でも渡れるのですけれど、渡船も存在しています。
のぼりにあるとおり「天ぷら油で運航中」だそうで。可愛い船が元気よく走っています。




◆富山県営渡船
もともとは鉄道路線が結んでいた区間ですが、港を建設するにあたり分断し、代わりに運航されるようになった渡船です。無料。
すぐ近くに大変立派な橋がかけられて、車はそちらを渡れるようになりました。徒歩や自転車もそちらに……という計画だったようですが、風で揺れるとかでまだ完全移行はできていないのだとか。
いつかは渡船の役割を橋に譲るのだろうなと思いつつのおなごり乗船でした。
 


◆JR西日本宮島フェリー
広島県の世界遺産厳島神社がある宮島(厳島)に向かう船は、JR系と広電系がタメをはっています。マニアな私は、両方に乗りたいので、行きはJR、帰りは広電にしてみました。

切符的には、券売機もありますが、常備軟券も窓口で発売しています。

◆宮島松大汽船

 こちらが広電系の宮島松大汽船。同様に窓口でも軟券の乗車券を買えます。ただ、宮島口と宮島とどちらで買っても同じ切符のようです。
およそ10分間隔で双方がしのぎを削り、なおかつほぼ満席になるのだからすごい輸送量です。
もう一つ、広島港と宮島を結ぶルートもあるようですが、今回は乗りませんでした。

◆南海フェリー
和歌山と徳島を結ぶルート。今年のゴールデンウィークに利用しました。橋を使えば淡路まで大回りしなくてはいけませんが、ショートカットができるのが船のよいところ。
ところで、私の今の愛車。全長が402センチです。……この2センチのためにフェリーだと随分値段が違うんです(前の車は395センチでした)。フェリーにたくさん乗りたい人にはオススメできない車だわあ。
夜の便に乗りましたので、船や港の写真は撮れず。代わりに著名な立て看板彼女を。
 高野きららちゃんと阿波野まいちゃんですね。
さておき、私が乗った便ではもう売店は営業していませんでした。スタンプは売店にあると聞いていたのであきらめましたが、その後売店営業時間でもスタンプ無いよという情報も漏れ聞こえてきました。どういうこと。そんなんダメよ。

◆備讃フェリー
ゴールデンウィークの第一目的は、備讃フェリーに乗ることでした。本当ならばもっとじっくり時間かけて、手島とか奥のほうまで行きたかったのですが、まずはお試しで、江の浦までを往復。

行きは車も積めるフェリーです。40分ほどで江の浦に到着。ここの乗船券は硬券で発券されます(それが目的)。券箱は無くて引き出しからゴムで束ねた硬券がごろごろと出て来ました。

帰りは旅客船。小型だけれど、コンパクトで早い。波の上を飛ぶように走って20分で丸亀に戻って来ました。

おとなりの本島汽船にも乗りたかった……。


船の切符とかスタンプとか、まだまだ研究が進んでいない気がします。もっと旅してもっと知りたいことがたくさんあります。今年の年末に、2013年の船旅第二弾記事が書けるくらいにもっと乗りたいぞ。

2013年4月2日火曜日

年度末で終わったもの。あれこれ。

新年度を迎えました。今年は桜も早くに咲いて、気分的にはもうすっかり春なんですが、まだまだ寒い日も続きます。
私は、冬タイヤをノーマルに履き替えるタイミングを逸してしまって、ああ早くしないとと焦ってる昨今です。
さて、前年度3月31日をもって終了してしまったものもあり、新しく4月1日からスタートしたものもあり。毎年この時期は悲喜こもごもですね。
そんなあれこれをちょっとピックアップ。

 ゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*

◆東北観光博
終わってしまったものの一つとして、東北観光博があります。東北を28エリア+途中参加の2エリアに分けて、そこにある「旅のサロン」に行くとパスポートにスタンプを押してもらえます。
ちょっと最後慌て気味ではありましたが、なんとか無事に30エリアのスタンプを完集いたしました。いえい。
とてもよい企画だったと思うのですが、雑感をちょっとだけ。

・パンフレット
A5サイズのパンフのデザインが途中で変わったのは収集家的に結構痛手でございました。ええっ、また集め直し!? と思ったもの。
また、みやこと気仙沼には同型のパンフが無かったように思うんだけれどどうだったのかな。

・スタンプ
統計をとるという使命を帯びていたこともあって、 旅人が自由に押せるスタイルではありませんでした。それはそれでよいかな。
ただ、あのインクはちょっとなあ。県別に色が違いましたが山形県のスタンプインクは薄くなっちゃって読み取れないくらい。せっかくよいスタンプなのだからキレイに残したいものです。
普通のインク使ってた気仙沼が一番鮮明というのは、スタンプインクの適材適所というか向き不向きがはっきりしちゃった例かなあと思います。やっぱ普通のインクがよいよ。

・webサイト
私のようにひたすらにスタンプを集めることに腐心するような人がイレギュラーなのだ、という自覚はあるのですが、どのエリアでどこがサロンなのか、という視認性の高いページが無かったのがちょっと残念でした。結局自分でリストを作ったんですが、それがまた災いして、私、白神エリアのサロンに実際行ってるのに、まったく気づかずにスルーしてしまうという大失態をしました。
真冬にもう一度鰺ヶ沢まで行くのは大変だったけど、まあ、今となればよい思い出です(笑)

全般的にサロンのみなさんはとてもフレンドリーで親切だった、なんて言うまでもないことのように感じてしまいます。そうじゃなきゃ途中で集めるのやめてるよ。
もともと東北は大好きです。今度始まった桜八十八箇所もやってしまうんだろうなあ……。
よい企画をありがとうございました。

◆全国自然いきものめぐりラリー
100ヶ所のビジターセンターなどに置かれたスタンプを集めるラリーでした。私の友人夫婦は見事全エリアをクリアしておりました。すげえ。
私も自力でゴールド認定書をもらえるぐらいは回ったのですが、さすがに小笠原や屋久島があるので全部は無理かなーと端からあきらめちゃった。
スタンプは継続して設置してくださるというのは大変な朗報です。とてもよいデザインのスタンプだったので、今後共継続して集めていく所存です。

◆郵便局の廃局相次ぐ
2013年3月に廃止となった郵便局は9局。これ以外に一時閉鎖や簡易局への変更などなどもあって、郵趣家のみなさんは大忙しだったのではないでしょうか。
○○内という郵便局がなくなることが続いています。民営化して家賃が気になるようになったのかしら……とか邪推してしまいます。特に空港内なんて利用者かなり多そうなんですけれどね。



いくつかいただきものの風景印を貼っておなごりをおしみます。

風景印といえば! 千葉県の新治郵便局の風景印が、3月29日をもって廃止となりました。
図案として描かれているアンテナが撤去されたからだ、という説明でしたが、事前の告知を私が見落としており、気づいたときにはもう31日。終了した後でした。
新治局は千葉県のあんまり多くない未収局のうちの一つでした。ちょっと頑張れば仕事の合間に行けなくもなかっただけに悔しいなあ。

◆能登有料道路
無料化されまして、「のと里山海道」と名称を変更しています。無料になるのに緑色の看板で書き換わってたのはよいのかな。
途中にパーキングエリアが複数あったり、料金所も複数あったりでなかなかおもしろい道でした。
中でも、「全線券」、「区間券」と呼ばれるチケットを買うことができる制度はマニア的に興味深いものでした。各料金所ごとに料金を払うのが面倒。その上全線もしくはほぼ全線走るよ、という客向けに発行される切り離し式のチケットです(ETC使えないからね)。
無料化を前にわざわざ全線を走りに行き、料金所で事情を話して全線券や区間券を使う分とは別に余分に買わせていただきました。

上が内灘ICで買った全線券。下が横田ICで買った区間券。違いは料金所名ですね。他に白尾ICで区間券が、横田ICで全線券が買えたのですが、さすがに全部はいいかなと思って私は買いませんでした。
料金所でこれをお願いしてるとき、料金所のおじさんがだんだん半笑いになって(変わった客が来たな……w)と思われてるんだろうなあというのが手に取るようにわかりました。ご面倒をおかけしてすみません。

きっと金沢市内のチケットショップに行けば、回数券のバラ売りなんかもあったんだろうなあ、とか、能登半島の町民になれば割引通行券なんてのもあったみたいだなあとか、突き詰めればキリがありません。けど、私はこれで充分です。

だらだら書いてたら散漫な話になっちゃいました。まだお話したいネタはあるのですが、次回にまわしましょうー。